CPIで株価が大爆発

昨夜のCPIで大きく株式市場が動いたので、備忘のために書いておきます。

次回、同じような場面が来た時に、この状況から株価がどのように動いていったかをつぶさに観察します。

 

■市場の前提

金利が続く中、まだ年内1回利上げがあるかもしれない状況。

市場はもうないと判断していたが、FRBからすると、まだタカ派の発言をしていた。そのため株価も伸び悩んでいた。

 

■市場の変化

CPIが鈍化がはじまる。予想されていた数値よりも0.1少なかっただけだったが、高止まりしていた金利が下がり始める。どちらかと言うと長期国債が買われ始める。

これにより、主にテック系の株式を中心に株価が爆発。

 

■市場の状況

・株価……大きく上がる。主にテック系。逆にディフェンシブ系はイマイチ。

・債券……大きく上がる。ただ、ここまで大きく売り込まれていたので、あまり有利とは言えない。

・不動産……REIT中心にしか見ていないが、大きく上昇。ただ、金利はまだ高いので、今後に注目。

コモディティ……金は上昇。金利低下で価格が上昇しているように見える。これは正直読めた。金利がピークアウトしそうになったときに仕込むのはアルファがとれるかも。オイルはイマイチ。これは地政学的なリスクも同時にあるので何とも言えない。

 

■今後の予想

予想に意味があるとは思えないが、思考を言語化してみよう。

株に対して非常にポジティブな環境になってきた。ただ、まだ政策金利自体は非常に高いところにあり、まだまだハードランディングの可能性はある。あるとしたら金融系からと予想。

ただ、CPIも順調に下がってきたので、ソフトランディングの可能性も十分に出てきた。むしろ、アメリカよりも欧州や中国の景気が崩れて、そちらからの不景気の方が本筋になってきた。

今後は債券を中心に、株価が崩れたところをテック系に買いを入れていきたい。

もしも、金利を維持したまま景気が回復すれば、今度は新興国のターンがやってくるかもしれない。少しだけ仕込んでおくのは面白いかもしれない。